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1966年モシュカテルワイン

京都出身でスイス在住の友人(恩人であり、とても尊敬している方)が
京都に帰ってらっしゃって、

その際に30年近く前に
ポルトガルの私共の自宅に近いワインセラーで
買い求められた
1966年物の
モシュカテルワインを
スイスから日本へもってきてくださった。

モシュカテルワインは
ポートワインやマディラワインとともに
甘くてアルコール度の高い
酒精強化酒であります。

1966年
そんなふうにマスカットぶとうを収穫していたのでしょう。
誰がこのワインつくりにかかわったのでしょう。
1966年を想いながら
チューリップ型のグラスにほんの少しワインをそそぐ。
プラムみたいでもあるし
色は茶色がかった琥珀。
芳醇な香り。
アルコールがダメなスタッフにも
このお酒の香だけはかいでおいて、
と香りのおすそわけをした。
なかなかこういうワインには出会えないから。
お客様にもおすそ分けした。
初めての経験。

実はこのワインをスイスから持ってきてくださったマダムは
30代の私が不平不満をいい、良い人にめぐりあえない、などとほざいていたときに
「智子さん、自分がいい人になれば
自然といい人達があなたの周りに集まってくるのよ。」
と、教えてくださった方なのです。
有り難い言葉でしょう。

そうなんです。
いい人になると
こんなワインも飲めちゃうんです。
(実際は私の酒好きをご存じでもってきてくださった、と思われます。)
こんな風に何年たっても
ポルトガル菓子を広めるんだー!という私の志を
応援してくださることの、有難さよ。
健康に気をつけて
病気を再発させず
仕事を継続することをやっていく。

今、1966年のモシュカテルワインがじわーっと
まわって、とってもいい気持ちです。(仕事中にアルコール飲むな とも言われているが、今回は例外といたしましょう。)