Saudade(懐かしさ) とAmor(愛)が詰まった
ポルトガル菓子の味を伝えたくて…
ポルトガル菓子の多くは、その起源が修道院にあります。卵黄をたっぷり使い、コクのある旨みが凝縮された甘さは、まるでSaudade(懐かしさなどの意味)のエッセンスがはいっているかのよう。初めて口にするお菓子なのに、ずうっと昔子供のころに食べた記憶がよみがえってくるような…。
そんなまだまだ知られていないポルトガル菓子の味を日本の方々にぜひお伝えしたくて、2015年4月7日 リスボンの歴史的保存地区バイシャから、北野天満宮大鳥居横へ引っ越してまいりました。リスボンで『カステラ』とポルトガル各地方の『パォンデロー』(カステラの原型と考えられるポルトガル伝統菓子)を毎日焼いていたように、ここ京都でも心を込めて焼いていきます。
カステラ ド パウロのお菓子
Castella do Paulo
長崎のカステラの老舗〈松翁軒(1681年創業)〉にて製造技術を習得し、ポルトガルでさらに腕を磨いた当店店主のパウロ・ドゥアルテの作る「パウロのカステラ」。その力強いコクと旨味と弾力は、原材料と製造方法のこだわりから生み出されています。
賞味期限:10日間 |
Castella do Milan
京都美山町の平飼いたまご『美卵』で焼き上げた五三(ごさん)カステラです。
カステラの切り方
包丁(ナイフ)をぬれ布巾で拭いて、包丁の重みを利用するように切ると、切り口が美しく仕上がります。カットするたびに、ぬれ布巾で包丁をぬぐって頂くと、最後まで美しい切り口でお召し上がり頂けます。
賞味期限:10日間 |
Pao de ló de Minho
ポルトガル最北部のミーニョ地方(ドウロリトラル地方含む)のパォンデロー。大きな素焼きの型でフタをしてしっかり焼き上げたもの。しっとりと弾力のある食感で、ポートワインやクリーミーなチーズと共にいただくのもとても美味です。
賞味期限:7日間 | |
※陶器は含まれません |
Pao de ló de Minho Olive
ミーニョ地方のパォンデローに、オリーブのグラッセを入れて焼き上げました。赤ワインにもよく合います。
賞味期限:7日間 | |
※オリーブの枝は含まれません |
Pao de ló de Beira
小ぶりの素焼きの型でトロリと濃厚な半熟に焼いたベイラリトラル地方のパォンデロー。シナモン好きにはたまらない。ねっとりとした生地をスプーンですくってお召し上がり下さい。
賞味期限:冷蔵4日間 | |
お召し上がりの際は1時間くらい前に冷蔵庫からお出しいただき常温に戻してください | |
※陶器は含まれません |
Pao de ló de Estramadura & Ribatejo
銅製やアルミ製の鍋でじゅわっと軽い口あたりの半熟に焼いたパォンデロー。隠し味にポルトガル産の塩を使っております。ベイラ・リトラル地方のものとの風味と食感の違いを是非味わってみて下さい。
賞味期限:冷蔵3日間 | |
お召し上がりの際は1時間くらい前に冷蔵庫からお出しいただき常温に戻してください | |
※銅鍋は含まれません |
Bolo de fruta de Açores
このお菓子はアソーレス諸島の伝統菓子です。現地の特産物であるキビ蜜がふんだんに使われたバターケーキで、当店ではラム酒とポートワイン漬けレーズンを使用し、じっくりと焼き上げております。
賞味期限:45日間 |
Pastel de Nata
ポルトガル独特の折り方のパイ生地に、卵黄たっぷりの特製クリームを流し込んで焼いたポルトガルで一番人気のおやつ。パリッ、サクッ、トロリの三拍子揃った食感をお楽しみ下さい。好みで粉砂糖・シナモンパウダーをふりかけて食べるのがポルトガル式。
賞味期限:1日 |
Pudim de gema
修道院で作られていた卵黄だけで作った濃厚なプリン。まさに「プリンの王様」と呼ぶにふさわしいコクと旨味があります。
賞味期限:冷蔵5日 |
Pasteis de bacalhau
ポルトガル名物『バカリャウ』(干しダラ)の素揚げコロッケ
賞味期限:1日 |
Empada de Frango
アレンテージョ地方のチキンパイ。丹波あじわい鶏使用
賞味期限:1日 |
Biscuit
ポルトガル各地の特色あるビスケットをカステラ ド パウロのアレンジで作りました。
賞味期限:45日 |
アレイア プレーン
アレイア シナモン
アレイア チーズ
アレイア プレーン/シナモン/チーズ
アレイア チーズ&ピリピリ(唐辛子)
ベーバドシュ(ワイン入り)
ボラーシャ(アニス風味)
幸運を呼ぶ雄鶏ビスケット
※季節により、この他の商品もございます。
オンラインストアにて
一部のお菓子がお買い求めいただけます
海を渡ったお菓子たち
カステラは16世紀中期、ポルトガルの宣教師たちによって日本にもたらされたといわれていますが、ポルトガルに『カステラ』というお菓子はありません。一般に、カステラの原型と考えられているのは『パォンデロー』。卵と砂糖を一緒に泡立て、それに小麦粉を加えて窯で焼くだけといったシンプルなもの。カステラ同様にバターなどの油脂はまったく入りません。ポルトガル人によって伝えられた『カステラ』は、日本で改良を重ねられ、混ぜ方や泡切りの作業を経て、あのしっとり感のある、品良く美味しい『カステラ』になったのです。
『パォンデロー』は、現在もポルトガルでは復活祭には欠かせないお菓子ですが、地方によっては形も配合も焼き具合も違います。大きく分けると完全に生地に火を通したタイプと、半熟の部分を楽しむタイプがあります。Castella do Pauloでは、3種類のパォンデローとカステラ盛り合わせ(食文化比較体験プレート)を、カフェコーナーにてご用意しております。ぜひご賞味くださいませ。
お誕生日&大人のイベントケーキ
パーティーのときもパォンデローを食べていただきたい!
パォンデローの普及のためにイベントケーキのご予約を開始いたしました。
4〜5人用 |
ミーニョ地方のパォンデローを手でちぎって食べながらポートワインやマディラワインとともに楽しむのも、なかなか乙なもの