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ポルトガルのトルタ

ポルトガルでトルタといえば、ロールケーキを意味します。
でもポルトガル発祥の地ギマランエンシュでは
半月状でイタリア菓子の<スフォリアッテラ>に似た修道院生まれの伝統菓子
《トルタ デ ギマランエンシュ》があります。(独特なパイ生地の中にそうめんカボチャジャム、卵黄クリーム、アーモンドを合わせたクリーム入り。外はキャラメル化し中はそうめんカボチャ餡ともよぶべきクリーム入りで癖になる美味しさ。)
今年の6月末から7月にかけてポルトガル北部の伝統菓子研修のためファフェのパォンデロー、ギマランエンシュのトルタを見て回りました。
ポルトで伝統菓子の講習もマンツーマンで受けたのですが、、、、、ちょっと先生の腕がもう一つで残念だったので
日本に戻ったら自分たちで美味しいトルタを完成させようと
パウロと話し合っておりました。
そんなおり8月後半に近所のスーパーでそうめんカボチャが安く売られていましたので、
さっそく大きいのを4つ購入。
このトルタを作るには、まずそうめんカボチャのジャム作りからスタート。
そうめんカボチャを切るのに包丁は使っちゃダメ、とポルトガルではきつくいわれております。
金属と反応して死んだ魚の匂いがするから。
だから両手で頭の上に持ち上げていっきに床にたたきつけます。
そして割る。
割ったら一晩水につけておきます。
翌日、大なべに水を沸騰させ1時間ほどそうめんカボチャが柔らかくなるまで煮ます。
そのあと、ざるにあけ、皮を取り除き、そうめんみたいな繊維質のみをキープ。
これからがジャム作り。
銅鍋にお砂糖とお水、シナモンステックをいれてそうめんカボチャと煮ていきます。
木べらで時々かき混ぜながら艶がでるまで煮詰めていきます。
に詰まったら消毒した瓶にきっちり詰めておきましょう。
変則的な折り方のパイ生地?をくるくると巻いててロールにします。(このロールにするからトルタと言う名前でよばれているといわれております。)それを薄く切って、掌で生地の層を壊さないようにのばして卵黄クリーム(別に作っておく。)、アーモンド、そうめんカボチャジャムを入れて餃子のひだをつくるように半月に成形します。餃子はひだを織りますが、トルタはくるくるとひだを巻き込んでよりよりさせます。
そしてオーブンで焼く。
焼き上がったら、蜜を塗りオーブンで再び焼く。
9/4日曜日にようやく販売にこぎつけました。
美味しかった!外はキャラメル化したパイ生地で中身は甘くてコクのあるジャム入りクリーム。こんなに美味しくて可愛いお菓子がポルトガルにはあるのに、しかも「トルタ」って言いやすい名前やのに、、、、なんでみんな注目しないのか不思議であります。
なんでイタリアやフランスはよくて、ポルトガルはあかんねん、とついつい愚痴っちゃう。
ほんまにええもんは、着飾らんでもええもんってわかるねん。
そうめんカボチャのジャムがなくなるまで弊店でもトルタを作っていこう。
東京などで作られるとはやること間違いなしよ。