私の母は祇園で育った。
家の前が崇徳天皇御陵で甲部歌舞練場の塀がつづく。
祇園も様変わりしている。
もう住んでいる人がいなさそうな町。
でもお地蔵様にはきちんと花がそえられていた。
崇徳天皇御陵さんの横のお地蔵さまには
私の祖母が暮らしていたときは毎朝掃除をし、お水を代え、さかきをさしていた。
子供の頃いつも週末は祇園のおばあちゃんの家へいくのが楽しみだった。
ということで弥栄会館をリフォーム?してできた京都の帝国ホテルは
「どうしてもみてみたい。行ってみたい」という母のたっての願いもあり
ランチをしてまいりました。
母はランチの前に祇園の元実家まわりを散策し
混乱しておりました。
建仁寺から安井の金毘羅はんへ続く道に
「お風呂屋さんがあったなぁ」
「あー、お米屋さんまだやってはるわ。でも私の知っている人はもうみんなこの世にはいてはらへんから」
「ここに○○さんの家があったのに駐車場になっているわ。」
「そこは○○さんって表札かかっている?」
「一緒に京女に通っていたお友達の家やったのに、、、、」
私にとっても祇園は祖母の家であり、憩いの場でありましたので
人が住んでいなくて観光客ばかりの嘘っぽい街(パウロ曰く街のディズニーランド化)
には、ふーと長い息を吐きたくなる感じにおそわれた。
祇園へ行くたびに寂しくなる。
私の育った嵐山もその景観はかわらないけど
こんなに観光客であふれる場所じゃ
その良さがそこなわれるよね。
渡月橋もとおりたいけど
とおりたくない。あんなに大勢の人が行きかう様子をみたくない。
あぁ、京都はどうなってしまうんだろう。
でも時とともに人も街も変化していくのだ。その変化を自分自身で消化しきれへんのんやなぁ。
帝国ホテルのランチのハンバーグはとってもジューシー。
こんなに厚みがあるのに、やっぱりプロは違いますね。
デザートのモンブランを選んで大正解!私の好きなタイプでメレンゲ入り。
ホテルのスタッフもさすがに丁寧でよく気配りのできる皆さんでした。
もうすぐ京都知事選かー。
しっかりしなきゃ。