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白い食べ物・マンジャールブランコ

マンジャール ブランコは“白い食べ物”と言う意味の
ポルトガルのスィーツであります。

我がカステラ ド パウロ で週末に作っているのは
ポルトガルはアルト・アレンテージョ地方の
ポルタレグレにあった
サンタクララ修道院で作られていたもの。

もともと修道院には王族、貴族をもてなすために
他の修道院と競って美味しいスィーツが作られていたのですから
そのお味はお墨付き。

その中でも米粉を使用し、
もちっとした食感を特徴とする
この白い食べ物はミルク味のういろうみたい。

ヨーロッパの西の果てで、
菊の花のようにお皿に並べて
焦げ目つけたもちっとしたお菓子を
貴婦人たちが召し上がっていたと思うと
自然と目じりが下がり口角があがる。

きれいな細いくて白い指で
マンジャールブランコをつまみ、
談笑しながら食べてはる姿を想像するだけで
楽しい気分になれる。

 今この街では、長老から
サンタクララ修道院のお菓子作りを受け継ぎ、
伝授された人がマンジャールブランコを作る。

その方から私が習い、
ポルトガルから1万5千キロ離れた日本で作る。

もうーすごい大航海の大旅行。

ポルトガルでもとても珍しい貴重な
修道院生まれのお菓子です。

タイミングがあえば日本のみなさまにも
パォンデローと同様に召し上がってもらいたい
お菓子の一つです。

いろんなこと経験しなきゃ、ね。