その人は
颯爽と店に現れた!
喫茶をご希望で
1階の奥の席にお通しした。
そのいでたち、容姿は
私の中でのイメージの「マナー講師」「出来る女」「儲けて社会に利益を還元している社長」
そんなオーラがでていた。
さらっと
ポルトガルから日本へ
本物のポルトガル菓子を紹介したく
店ごといてんしてきた旨をつげると
彼女は私にきいてきた。
「どうしてポルトガル菓子をつたえたいの?」
智子「ポルトガル菓子はシンプルだけど少し食べても心がポッと温かくなるから。みんなの心を温かくしたいから」
彼女「温かくなるわよ。温かいわよ。お菓子も店も」
智子「でもなかなか私の努力不足でポルトガル菓子を広められなくて」
彼女「大丈夫よ。本当に何もかもがこの店は温かいから」
帰り際に彼女はナタ10個をお土産にご購入された。
そして「この店らしい可愛らしいラッピングをしてくださる?」
智子「もちろんです!」
お見送りするさいに
智子「今日はおほめいただきありがとうございます。ハグしていいですか?」
彼女「もちろんよ。」
そして彼女はいままでハグした日本人の中で1番「ぎゅーーーーっと」力をこめて
はぐしてくだすった。
眼の奥があつくなって、鼻の芯がきゅーんとした。
智子「ありがとうございまあう!よい土曜日になさってくださいねーーー!!!」
彼女は北野天満宮の中へ消えていった。
涙がこぼれた。
お外でお待ちのお客様に
涙を手ではらいながら
「ごめんなさいね。ちょっとこみあげてきて」「どうぞおはいりください。ようこそポルトガル菓子店カステラ ド パウロへ」
と言って私もみせに入った。
人間の姿をした妖精だったのか
神様のつかい?
とにかく
私は
頑張ろう、やるよ。となりました。
無事に商品完売して早目に17時に弊店。