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ヌーノ ベッテンコートがグラミー賞最優秀ロック・パーフォーマンスを受賞した日

人生には偶然と考えられることがときどき起こる。
2月2日もそんな日だった。

30年前に我が家「パウロの家」にホームスティしてくださった女性(当時は大学生)が
店にご来店くださった。
1996年ってもう30年前よ。
その時に彼女が書き残してくれた「パウロの家ノート」を読んでみた。(このノートは私の財産としてポルトガルから日本へ引っ越してくるときに鍋の中に入れてもってきたものだ。
その中にこう記されていた。

━ 私がポルトガルに興味をもったのは
アメリカのロックグループのギターリストのヌーノ ベッテンコートが好きだから。彼の出身のアソーレス諸島(テルセイラ島)へも行ってみたい。━ 

あの当時の私は
長崎でカステラの製造技術を学んできたパウロが
ポルトガルにカステラを里帰りさせるために
菓子工房を立ち上げたが、
保健所から「待った!」をかけられた状況だった。(のちに在ポルトガル日本大使館の公使がでんわ1本かけてくださったことで問題は解決した)
悶々とした日々を送っていたときだったが
一生懸命がむしゃらに生きていた30歳代。思い出すとなんかジーンとなる。

その日、仕事が終わり帰宅し
パウロに30年ぶりに私共を訪ねてきてくれた女性の話をした。
そして「パウロの家ノート」をパウロに読み聞かせた。
彼女はギターリストのヌーノ ベッテンコートさんが好きでポルトガルにきはったんやなぁ。
というと
パソコンでポルトガルの新聞を読んでいたパウロが
「グラミー賞とったで。」
「は?」
「その30年前のノートにでてくるヌーノ・ベッテンコート」
「いつ?」
「今ニュースみていたら彼がグラミー賞を受賞した記事が表れた」
わ。偶然やね。

その直前にポルトガル人の友人カップルが
今アソーレス諸島のテルセイラ島にいます。と連絡がメールできていた。

その島はヌーノ・ベッテンコートの出身地だ。

なんか今と30年前が重なり合った瞬間だった。
なにか良いことが起こる前触れなのか。

私の生きた30年はこうして繋がっていて
バカみたいやけど
30年前も今も
「ポルトガル菓子をひろめたい」
と全く同じことを言っている。
バカじゃなくてほんまの阿呆です。

そんな阿呆な私を思い出してくださる人がいる。
有り難いし嬉しい。

人と人とのつながりって
会う回数とかじゃなくて
一度でもその人の心に向き合えたかどうか
なのよね。 

こうして私には結構ポルトガルで30年前くらいに知り合った人が
店にきてくださる。
会いに来て下さる方を裏切らない為にも
早く「マツコさんの知らない世界」に出て
ポルトガル菓子の世界を紹介したい!