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誇りに思える店

今日は「ご縁の日」であります。

私はリスボンの店の入っている建物の5階(日本式の6階)でゲストルームを提供しておりました。建物はなにせ1770年代に建てられたものですからエレベーターもありませんし、不便このうえないのですが大変眺めもよく趣がありました。私も泊まりたいくらいでしたから。
そこに滞在された方が喫茶をしに来てくださいました。

今日は昨日から仕込んでいたマディラ島の伝統パン“ボーロ デ カコ”を焼いています、とおしらせしましたら、ポルトガルへも旅行されたことのあるパン作り大好きな方がきてくださいました。ボーロ デ カッコ に挟んだビファーナをお召し上がり下さった。

私は1987年から自宅の1室を利用して一緒にポルトガル料理や菓子を作れるホームスティのおりまして、その時に泊まってくれた方が20数年ぶりに会いに来てくださいました。メニューのイラストも描いてもらったなぁ。

パウロは日本にきてから筋トレをジムに通ってやっております。そ数年前大学生でジムに通っていた男の子が立派な僧侶になって筋トレ友であるパウロを訪ねてランチをしにきてくれました。本当に素直で思わず両手を鼻の前で合わせてお辞儀をしました。

私の中学生のころの同級生(当時は話をすることなどなかったのに)がそのまた同級生をつれて東京の能楽堂へもっていくお土産を買いにきてくれました。

ということで、なんか人との繋がりを強く感じております。
だから、訪ねてきてくれた知人が「えっへん。ここパウロと智子が戦っているい、もとい、ポルトガル菓子を作っている店です。いいでしょ。」と誇りにできるような一味違う温かな店にしたい、と強く思っている、私です。